天才司令塔リケルメ、18年前の“伝説の反転股抜き”に再脚光 「ロマンの芸術」

リケルメ氏の華麗なる股抜きが再脚光を浴びている【写真:Getty Images】
リケルメ氏の華麗なる股抜きが再脚光を浴びている【写真:Getty Images】

2000年のスーペルクラシコでライバルチームのDFを華麗な足技で粉砕

 南米大陸王者を決める「コパ・リベルタドーレス」は、現地時間25日にグループステージの全日程が終了し、9月から準々決勝が再開される。南米で最も権威あるクラブ大会においては数々の名勝負が繰り広げられてきたが、アルゼンチンが生んだ天才司令塔ファン・ロマン・リケルメ氏の華麗なる股抜きが再脚光を浴びている。

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 時は遡ること18年。2000年5月24日、コパ・リベルタドーレス準々決勝でブエノスアイレスに本拠地を置くボカ・ジュニアーズとリーベル・プレートのダービーマッチ「スーペルクラシコ」が行われた。

 第1戦は2-1とリーベル勝利で迎えた第2戦、元アルゼンチン代表FWマルセロ・デルガド、リケルメ、元アルゼンチン代表FWマルティン・パレルモのゴールでボカが3-0と勝利。2戦合計スコア4-2で準決勝に駒を進めたが、見どころはゴールシーン以外にもあった。

 米衛星放送「TNTスポーツ」公式ツイッターが「あなたはこの瞬間を覚えている?」と綴って公開したのは、リケルメの華麗なる股抜きが飛び出したシーンだ。後半、右サイドのタッチライン際でボールを受けたリケルメに対し、リーベルの元コロンビア代表DFマリオ・ジェペスがマッチアップについた。リケルメは相手がプレッシャーをかけにきた瞬間、相手に背を向けながら右足裏でボールを操って股の下を通し、そのまま反転して“一人パス”を完成させた。

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