3バックを熟知する槙野の“ストッパーキーマン論” 「僕たちのマッチアップがポイントになる」
代表での役割は攻撃よりも守備「ストッパーは運動量多く、頭を使わないといけない」
西野朗新監督率いる日本代表は、26日のトレーニングで3バックをテストした。サンフレッチェ広島、浦和レッズで長年3バックの一角として戦ってきた槙野は、その狙いについて「ボールの取りどころがハッキリするのがシステムの意図」と語った。
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槙野は広島、浦和でミハイロ・ペトロヴィッチ監督(現・北海道コンサドーレ札幌)の指揮下で長年3バックの経験を積んできた。同監督の3バックは超攻撃型で、槙野にも攻撃の役割が多く求められたが「浦和の3枚は少し置いておいてほしい」としたうえで、守備面での長所を語っている。
「代表で求められるのは攻撃よりも守備だと思っている。僕がボールを持って前線に駆け上がることはない。このシステムは、マッチアップしてガッチリと行けるシステム。ファーストディフェンスがはっきりすることで、ボールの取りどころがはっきりするのがシステムの意図だと思う。中盤のワイドができるだけ最終ラインに吸収されずにやりたいということなので、ストッパーは運動量多く、頭を使わないといけない」
槙野は3バックのメリットをこう分析する。最終ライン中央の人数が多いことで、相手のエースにはマンマーク気味に人員を割く余裕が生まれ、積極的に前へ潰しに出ることで中盤の守備を助けることもできる。また、前線が相手のボールの動きを限定することで、後方の選手たちが前向きに守備をしやすいのが3バックのメリットだ。
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