浦和FW武藤雄樹の「海外サッカー観戦法」 スペース職人が“教材”とする選手は?
【インタビュー】参考にしている選手はスアレス、アグエロ、スターリング
J1浦和レッズのFW武藤雄樹は、加入した2015年から2年連続で二桁得点をマーク。“ミスター・レッズ” と敬慕され、日本人初のJリーグ得点王に輝いた福田正博氏も背負ったエースナンバーの「9番」を受け継ぎ、前線のゴールゲッターの一人として君臨する。相手の嫌がるスペースに侵入するセンスはピカイチだが、それは日頃からJリーグや海外サッカーを見ることで磨かれたものだという。“武藤流”の海外サッカー観戦法について訊いた。
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――武藤選手はFWとしてのポジション取りや駆け引き、得点感覚を磨くために、普段から国内外のサッカーを見ているそうですね。
「ルーティーンとまではいかないですけど、基本的に欧州主要リーグとJリーグのハイライトはひと通り見ます。僕が参考にするのはゴール前のシーンが多いので、イメージを膨らませるには最高の“教材”なんです。好きな選手、参考にしている選手の動画を見て学んだり、時には自分が今まで決めてきたゴール集に目を通したりもしますね」
――バルセロナのウルグアイ代表FWルイス・スアレスの動きを研究していると伺いました。
「はい。スアレスとマンチェスター・シティの(セルヒオ・)アグエロはずっと好きな選手です。堀(孝史)監督の時はマンCをモデルにしてチーム作りを進めている部分があったので、選手のポジショニングを自分に置き換えて見ることが多かったですね。(ラヒーム・)スターリングのクロスの入り方、ゴール前のスペースの見つけ方も勉強になります」
――ミーティングでは海外チームが参考例になることは多いですか?
「堀監督の時はマンC、ミシャ(ミハイロ・ペトロヴィッチ/現・北海道コンサドーレ札幌監督)の時はバイエルンがよく出てきましたね。監督がミーティングで見せる映像は、自分たちに置き換えていることが多いので、モデルとなるチームは勉強するようにしています。(オズワルド・)オリヴェイラ監督のミーティングではまだ海外チームは出てこないですけど、今までは4バックでやってきたことを踏まえれば、これからどう変化していくのか楽しみです」