本田は「日本の原動力」 海外紙が「皇帝ケイスケ」を“ピッチ上の指揮官”に指名
「影響力を持ち、頼りにできる」本田が新体制における“もう一人の指揮官”と分析
西野朗監督率いる日本代表は、招集全選手がチームに合流し、30日のガーナ戦に向けて調整を続けている。ロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第1戦のコロンビア戦まで1ヵ月を切るなか、新体制の全貌がまだ見えないなか、中東メディアは自身3度目の大舞台を狙うFW本田圭佑をキーマンに指名している。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
「ホンダは依然として日本の原動力」
こう見出しを打って特集したのは、UAE紙「ガルフニュース」だ。
記事では、クラブシーンと代表シーンにおける足跡に言及。名古屋グランパスから海を渡ったオランダのVVVフェンロで「“カイザー・ケイスケ”というニックネームを得るまでに至った」と触れ、世界的名門であるセリエAのACミランで10番を背負った時代も分析している。
「彼が全世界にその名を轟かせたのは、2014~17年にイタリアの強豪ACミランに在籍していた時だろう。中盤とウイングをこなし、ボールを保持し、素早く展開でき、強烈なドライブを持っており、デッドボールのスペシャリストだった」
本田は2017年9月のW杯アジア最終予選サウジアラビア戦(0-1)後、およそ半年間に渡って代表から遠ざかった。それでも、パチューカで後期リーグ7得点7アシストの活躍を見せるなど調子を上げて、3月の欧州遠征で復帰。同紙も、代表通算93試合36得点を誇るレフティーがロシアW杯でも“ピッチ上の指揮官”になると予測している。
「ホンダはより熟成し、より賢明。このMFは過去に得た経験を有効に活用していくだろう。影響力を持ち、頼りにできる彼の素質は、ロシアにおいてアキラ・ニシノ体制で指揮するもう一人の存在として活躍するべきことを示している」
国内キャンプ合流後は報道陣の取材に口を開いていない本田だが、その目はガーナ戦の先にある、ロシアでのW杯本大会を見据えているのは間違いない。
(FOOTBALL ZONE編集部)