イニエスタ加入の「ブーメラン」が韓国人コンビ襲う!? 神戸の“助っ人枠”に母国誌注目

イニエスタ加入による神戸の外国籍選手枠の問題に、韓国誌が言及した【写真:AP】
イニエスタ加入による神戸の外国籍選手枠の問題に、韓国誌が言及した【写真:AP】

大物獲得により浮上した神戸の外国籍選手枠の問題に、韓国誌が言及

 スペイン代表MFイニエスタのJ1ヴィッセル神戸への移籍が決まり、韓国メディアがJリーグの外国籍選手枠の問題について触れている。

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 韓国のサッカー専門誌「ベストイレブン」は、「イニエスタ移籍のブーメランを、キム・スンギュとチョン・ウヨンが受ける!?」との見出しを打ち、神戸が登録可能な5枠をフルで使っているため、選手を一人放出する必要がある事実について報じている。

 ヴィッセル神戸に在籍している外国籍選手は、元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキに加え、ロシア・ワールドカップ(W杯)メンバーの韓国代表GKキム・スンギュとMFチョン・ウヨン、ブラジル人FWレアンドロ、FWウェリントンの5人。Jリーグ提携国枠のタイ代表DFティーラトンは放出の対象外となる。

 そのため、「母国選手であるGKキム・スンギュとMFチョン・ウヨンがその影響を受けるかもしれない」と可能性を伝えつつも、チーム内にいる外国籍選手が誰一人として、放出が難しい状況であることも伝えている。

「ヴィッセル神戸の外国籍選手は、それぞれチーム内で持ち味を発揮している。ポドルスキはドイツ代表出身のスター選手で、現在Jリーグでプレーしている選手の中では一番の大物だ。キム・スンギュとチョン・ウヨンはチームで不動のレギュラーとして活躍しており、レアンドロは2016年のJ1得点王。ウェリントンも2014年にJ2の湘南ベルマーレを昇格させた張本人で、Jリーグのことをよく知る選手でもある」

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金 明昱

1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。

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