リバプールがミランと破談!? イタリア代表GKドンナルンマの移籍金78億円要求を拒否
52億円のオファーに対し、ミランが条件の釣り上げを試みるも…
リバプールはACミランのイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマにオファーを出したとされるが、相手からの値上げ要求を断ったという。イタリアのサッカー専門サイト「カルチョメルカート・コム」が報じている。
ミランは今季開幕前に2億ユーロ(約260億円)の大型補強を敢行。かろうじて来季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権を得られる6位に入ったものの、セリエAの名門たる威厳を取り戻したとは言い難い。しかも、欧州サッカー連盟(UEFA)はファイナンシャル・フェアプレー制度への抵触でミランの調査を開始。場合によっては、今夏の移籍市場での補強禁止やEL出場権はく奪の処分も視野に入るという。
そうした資金難のミランに対し、リバプールは守護神ドンナルンマに4000万ユーロ(約52億円)のオファーを提示。ミラン的には安価な条件だけに最低6000万ユーロ(約78億円)を求めたところ、その金額であれば獲得しないと応じなかったという。
ドンナルンマの代理人ミノ・ライオラ氏は、これを受けてパリ・サンジェルマン(PSG)にも本格的な売り込みをかけているという。PSGは今季限りでユベントスを退団し、現役引退の可能性も高まっているイタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンの獲得を目指しているが、これが不調に終わった場合はドンナルンマにシフトするように持ち掛けているようだ。
少しでも高くドンナルンマを“現金化”したいミランと、その移籍金と年俸によるコミッション料のために高額契約を狙う代理人の思惑は一致しているだけに、今後も資金力のあるビッグクラブに対して多くの売り込みをかけることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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