チリ代表MFビダル、古巣ユベントス復帰を熱望 マルキージオ退団時は可能性ありか
ユーベ時代に自動車事故を起こして退団 伊王者としては最優先ではないが…
ドイツ王者バイエルンのチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルが、古巣ユベントスへの復帰を熱望しているという。イタリアのサッカー専門サイト「カルチョメルカート・コム」が報じている。
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ビダルは2015年からバイエルンでプレーしているが、1年後の2019年6月に契約満了となる。一般的には、移籍金を伴う形で他クラブに移るか、クラブと契約延長するかを判断するタイミングの一つ。その分水嶺となる今夏の移籍市場で、ビダルは古巣への復帰が望みであるという。
その古巣がイタリア王者ユベントスだ。ビダルは3年前の夏、チリ代表として南米選手権に参加中の期間に飲酒運転で派手な自動車事故を起こした。イタリアの大手自動車メーカー「FIAT」をメインスポンサーに持つユベントス幹部はこれに激怒し、あっという間にバイエルンへの移籍話をまとめた。ビダルの後にもウルグアイ代表DFマルティン・カセレスが自動車事故を起こした際にも、厳しい対応で放出となった。
そのビダルはほとぼりが冷めたという思いがあるのか、ユベントスに今夏の移籍市場で自身を獲得するように売り込みをかけているという。バイエルンとユベントスの間ではクロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチやモロッコ代表DFメディ・ベナティア、ブラジル代表FWドウグラス・コスタがユベントス行きを果たしている一方、フランス代表MFキングスレー・コマンがバイエルン行きとなっているように、両クラブの関係は良好だと言える。
ユベントスの現状はシャルケからドイツ代表MFレオン・ゴレツカ獲得で合意に達し、高齢化が進む最終ラインの補強や、去就が不透明なアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラの決着など優先順位の高い案件があるため、ビダルを最優先にできないという。一方で、イタリア代表MFクラウディオ・マルキージオがチームを離れる可能性が少なからずあるため、経験のあるビダルを確保する可能性はあるとも記している。
果たして、ユベントス復帰を目指すビダルの願いは届くのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)