インテルの日本代表DF長友佑都が、サンプドリアに大型トレードで移籍する可能性が急浮上している。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が、「インテルとサンプドリア、混雑する交渉」と報じている。 終盤戦に故障から完全復活したダイナモは、大型トレードに巻き込まれてしまった。当初サンプドリアは、インテルからDFマルコ・アンドレオッリを350万ユーロの移籍金で獲得することで、交渉は完了するはずだった。だが、サンプドリアは移籍するはずだったDFマティアス・シルベストレが残留に傾き、そこから事態は急転した。 インテルは、サンプドリアのイタ リア人FWエデル獲得を要求した。一方のサンプドリアのワルテル・ゼンガ監督は9日、エデル放出の代わりに、2016年6月にインテルと契約満了となる長友獲得を要求した。サンプ側はインテルに、長友の契約状況や移籍金など身分照会を済ませたという。 インテルは、1月の移籍市場でも長友に対する他クラブの獲得交渉に応じる構えを見せていたという。昨年のブラジルワールドカップで不発後、今季故障に苦しんだ長友が来季新天地でプレーする可能性が高まっている。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images