韓国紙がイニエスタの神戸移籍に衝撃 Jの資金力復活と指摘「スターは自然と日本を選ぶ」
ポドルスキに続く大物獲得と報道、Jリーグの懐事情に言及
バルセロナからヴィッセル神戸への移籍が決まったスペイン代表MFアンドレス・イニエスタが24日に来日し、都内で加入会見を行った。
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スペインの名門バルセロナで長年にわたって主力としてプレーし、ロシア・ワールドカップ出場を控えた現役スペイン代表のJリーグ入りは、韓国でも衝撃を持って報じられている。
スポーツ紙「スポーツ韓国」は、「ポドルスキに続いてイニエスタがJリーグ行きを決めた。24日に自身のSNSで日本に向かっていることも明らかにし、“新しい家”という表現も使った」と、加入が決まったことをいち早く報じた。
同紙はこうした大物選手を呼べる背景について分析し、まずはJリーグの懐事情について言及している。
「Jリーグではヴィッセル神戸だけが資金があるのではない。浦和レッズは昨年のACLを制覇して2007年以来、10年ぶりに王者となった。さらに韓国代表クラスのGKキム・スンギュ(神戸)、クォン・スンテ(鹿島アントラーズ)、チョン・ソンリョン(川崎フロンターレ)、キム・ジンヒョン(セレッソ大阪)、ク・ソンユン(北海道コンサドーレ札幌)らはJリーグでプレーしている」と説明し、近年のJリーグは実績を残すことで実力のある選手を呼び寄せていると指摘した。
金 明昱
1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。