ミライロビッチ氏招聘のミラン「革命はDFから」 補強候補にフンメルス

ミランが香川の同僚DF獲りへ

 ACミランがドルトムント主将のDFマッツ・フンメルス獲得に動いていると、イタリア地元紙「コリエレ・デロ・スポルト」が報じている。

 ミランの新監督に就任予定のシニシャ・ミハイロビッチ監督は現役時代にユーゴスラビア代表などで名リベロとして名を馳せた。その新指揮官は、2シーズン連続で欧州カップ戦出場権を逃したミランの立て直しに向け、まず最終ラインのテコ入れを図るようだ。記事では「ドルトムントのセンターバック獲得を目指す。シニシャの革命はDFから始まる」と報じている。

 一方、ドイツ代表のブラジルワールドカップ優勝にも貢献したドルトムントの主将は、シーズン中にクラブ幹部と会談、ドイツ国外への移籍願望を口にしていた。しかしその後にドイツ誌が報じた記事では残留の意向を示している。

 日本代表MF香川真司の同僚でもあるストッパーの獲得は困難とみられるが、ミランは同選手にターゲットを絞った様子。昨年大量失点する試合が多かったミランの最終ラインでは、元イタリア代表DFボネーラや元フランスDFメクセスという、時に致命的なミスを犯した2選手が残留となり、アレックス、ラミ、ザッカルドが放出となる見通しだという。

 パリ・サンジェルマンのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチの獲得に動くなど、ミランは名門復活に向けて移籍市場で大胆な動きを見せている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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