イブラ、来季ミラン復帰を希望か 本田とサンシーロで共演へ

電話でミランCEOの提案を受け入れ

 パリ・サンジェルマンのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが、来季のACミラン復帰を希望していることが明らかになった。イタリア衛星放送「スカイ・イタリア」が報じている。
 累積赤字など、経営面の理由で、ミランは2012年シーズンにイブラヒモビッチと、ブラジル代表DFチアゴ・シウバをPSGへと売却した。その2人の放出から、ミランの凋落(ちょうらく)は始まった。その後、現在に至るまでワールドクラスのスター選手を獲得できていない。
 ミランのアドリアーノ・ガリアーニCEOは9日にイブラヒモビッチの代理人ミノ・ライオラ氏と会談を 持ち、その席上で電話でイブラヒモビッチ本人と会話をしたという。現在、欧州選手権予選G組の15日モンテネグロ戦を控えるエースは、ミランが提案している3年契約を受け入れる意向を示したという。
 スター不在で2年連続の欧州のカップ戦出場を逃したミランにとって、唯我独尊を貫くスターの復帰は朗報となる。一方、イブラヒモビッチは、PSGとの来季契約期間をあと1年残しており、リーグ3連覇に貢献したエース獲得のため、クラブ間交渉を行うことになる。
 イブラヒモビッチはパリで絶大な人気を誇っていた。だが、今季リーグ戦で主審の判定に激高するあまり、フランス国家を罵倒する発言をテレビカメラに収められ、政治家から国外追放を提案されるなど微妙な立場となっていた。
  日本代表FW本田圭佑とともに、イブラヒモビッチは来季、赤と黒のユニホームを再びまとい、サンシーロのピッチに立つことになるのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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