名将ベンゲル、アーセナル“過渡期”にレアルからオファーと告白 「常に誘惑があった」
22年間にわたってアーセナルを指揮、その間に“銀河系軍団”がベンゲル監督に誘い
今シーズン限りでアーセナルを去ったアーセン・ベンゲル前監督。22年間もの長期間にわたってロンドンの首都クラブを率い続けたが、その期間中には“銀河系軍団”ことレアル・マドリードからの誘いがあったようだ。スペイン紙「マルカ」が報じている。
ベンゲル監督は90年代後半から率いたアーセナルで魅惑的な攻撃サッカーを披露。FWデニス・ベルカンプ、FWティエリ・アンリ、MFパトリック・ビエイラらを擁して2003-04シーズンにはプレミアリーグ無敗優勝を成し遂げた。
またその後もMFセスク・ファブレガス、MFアーロン・ラムジーなど有望な若手を積極登用。ここ数年はリーグタイトルに届かず批判に晒されることもあったが、退団決定後に労いの言葉がかけられるなど、その手腕は誰もが認めるところだった。
その敏腕のベンゲル監督に対して、興味を示していたのがレアルだという。ベンゲル氏はこのように話している。
「私は新たなスタジアム(エミレーツスタジアム)ができた際、5年間はアーセナルに残りたいと思っていたんだ」
かつての本拠地ハイベリーからエミレーツスタジアムに本拠地移転したのは2006年のこと。アーセナルは過渡期を迎えつつあり、ベンゲル監督が育成重視に切り替えつつあった時期だ。しかしそのタイミングでレアルから誘いがあったのだという。
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