「外れると思っていた」 試練に直面の21歳MF井手口、代表落選危機からW杯行きの好機到来
代表キャンプに合流、西野監督と個人面談「そこまで進んだ話はしていません」
日本代表のクルトゥアル・レオネサMF井手口陽介は出場機会を手にするために1月にスペイン2部移籍を選んだが、わずか出場5試合にとどまり、新天地で出場機会と試合勘を失う試練に直面した。23日、千葉県内で行われた代表合宿に合流した井手口は「外れると思っていた」と落選を覚悟していたことを告白した。
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21日にスペインから帰国した井手口。合流初日のこの日は軽いジョギングで調整を進めた。
「ちょっとしかやってないけれど楽しかったです」
久しぶりの代表の空気を吸い込んだ。イングランド2部リーズに完全移籍後、英国での就労ビザ取得問題のリスクを避け、出場機会を手にするためにスペインに向かった。だが、2部で低迷した新天地では出場機会を手にすることはできなかった。
「代表から遠ざかっていた間の気持ち? 自分は試合に出ていなかったので、別に……そんな特別な気持ちはない。外れると思っていた」
井手口はこう語った。バヒド・ハリルホジッチ前監督に見出され、ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選突破の立役者となり、欧州挑戦を果たした井手口だが、ロシア行きを諦めていたという。この日の練習の最後には、西野朗監督と個人面談を持ったが、「そこまで進んだ話はしていません」と言葉は少なかった。
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