フォルラン、Jリーグの国際競争力に太鼓判

今夏にC大阪を退団

 セレッソ大阪を退団することになった元ウルグアイ代表FWディエゴ・フォルランが、Jリーグの国際競争力について語っている。FIFA公式サイトが報じている。
 フォルランは昨年、鳴り物入りでセレッソに加入したが、リーグ7得点に終わり、チームはJ2に降格した。今季J2ではすでに10得点を挙げ、得点ランク首位タイとなっているが、退団が内定している。ウルグアイ代表の引退をすでに表明している実力者は、欧州のトップリーグと、日本やブラジルでプレーすることの差について質問された。
「違った環境でプレーすれば、簡単なフットボールなど存在しないことを実感させられるものだ。(競争力 の)劣るリーグでプレーしていたとしても、ストライカーとしては試合でゴールを決めなければいけない。イタリアで多くのゴールを決めることが、そのまま、スペインや、イングランドで多くのゴールを決めることを保証するものではないんだ」
 2004年にビジャレアルで、2008年にアトレチコ•マドリードでリーガ得点王となり、2010年南アフリカワールドカップでも得点王となったフォルランだが、マンチェスター・ユナイテッドや、インテル、そして、セレッソでも1年目は思うような成績を残せなかった。
「どこでプレーしていても同じこと。選手としていかに適応するかにも懸かっている。私が日本に来たのは、競争力のあるリーグだからだ。ヨーロッパではない。だが、日本代表もいいチームだ し、欧州リーグで活躍している選手も多い。もしも、そうでなければ、私はここに来たりしなかった」
 フォルランは1年半過ごしたJリーグについて好意的な意見を発信している。ドルトムントの香川真司、ACミランの本田圭佑を筆頭に欧州で奮闘する選手も多いことも、日本のサッカー界の競争力の高さの証明と主張していた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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