守護神を絶賛

　サッカー界のレジェンドであるヨハン・クライフ氏は、ユベントスのイタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンがFIFAバロンドール賞の有力候補だと、主張している。イタリア地元紙「トゥット・スポルト」が報じている。
　現役時代と引退後も指導者としてバルセロナに数々の栄冠をもたらしたクライフ氏は、6日のUEFAチャンピオンズリーグ決勝戦でバルサに立ちはだかった37歳の守護神を絶賛した。
　ベルリンで行われた決勝戦ではユベントスは1-3で敗れた。だが、ベテラン守護神のスーパーセーブがなければ、ワンサイドゲームになっていた可能性も高い。セリエA、コッパ ・イタリア優勝の２冠を果たした貴婦人（ユベントスの愛称）のキーマンとして称賛の言葉を惜しまなかった。
「次のバロンドール？　メッシは素晴らしいプレーをしている。年間通してみれば、ブッフォンは間違いなく2015年シーズンの有力候補だ。彼は長年にわたり、偉大なGKであり続けている」
　さらに、ブッフォン以外にもユーベには際立ったタレントがいるという。
「ユーべには多くの偉大な選手もいる。ピルロ、ビダル、ポグバ、モラタがそうだ。ユベントスという組織を特に評価したい。ユーベの戦い方は正しかった。統制され、スタイルを貫き、決定機を作り、ゴールも決めた。だが、バルセロナが非常に強かったと、再び証明された」
　誇り高き敗者となったユベントスを称 えながらも、3冠を達成した古巣バルサの強さにも脱帽していた。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images