セリエA4連覇中のユベントスが、レアル・マドリードのMFサミ・ケディラの獲得を発表した。 イタリア王者はドイツ代表ボランチ獲得をこう発表した。 「ユベントスは今日サミ・ケディラの契約を完了させた。2015年7月1日にレアル・マドリードから移籍金ゼロで正式に加入する。合意した契約期間は4年間で2019年6月30日に期限切れとなる」 ケディラは今季終了時、レアルと契約満了となるために、移籍金は発生しない。 ユベントスは、声明で昨年のブラジル・ワールドカップのドイツ優勝に貢献したケディラを絶賛した。 「ボール奪取能力に優れ、DFライン の前でプレーするケディラはフィールドの広域をカバーし、素晴らしいパスと、シュート能力、視野の広さを誇る。ビアンコネリ(イタリア語で白黒でユベントスの愛称)のマッシミリアーノ・アッレグリ監督は、格とクオリティーと国際経験を持つ選手を加えることで、すでに世界屈指の中盤をさらに強化する準備を整えている」と、今回の補強の有効性をアピールしている。 6日のUEFAチャンピオンズリーグ決勝でバルセロナに1-で敗れたが、ユベントスはリベンジに向けて着々と補強を進めている。パレルモからすでにFWパオロ・ディバラを獲得している。膝の故障や筋肉系のトラブルを抱えていたケディラに対し、ユベントスは再三のメディカルチェックを行い、健康状態も確認済みだ。 今夏の移 籍市場でフランス代表MFポール・ポグバ、イタリア代表MFアンドレア・ピルロら主力放出の可能性が浮上しているため、中盤の補強は急務となっている。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images