「必殺技はない」 吉田麻也が掲げるセネガル攻略法、旧知の“マネ対策”とは?
サウサンプトンで2年間共闘「乗っている時の彼は本当に(止めるのが)難しい」
日本代表はロシア・ワールドカップのグループリーグでコロンビア、セネガル、ポーランドと対戦する。コロンビア代表MFハメス・ロドリゲス、ポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキ(ともにバイエルン)と並び、要警戒人物に挙げられるのがセネガル代表FWサディオ・マネ(リバプール)だ。守備の要を担うDF吉田麻也(サウサンプトン)は22日の練習後、「お互い手の内は分かっている」とし、「必殺技はない」とスペースを与えず粘り強く対処していくイメージを明かした。
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吉田とマネは、2014年から2シーズンの間、サウサンプトンで同僚だった間柄。爆発的なスピードを武器に2年連続で二桁ゴールを奪い、16年にプレミアの強豪リバプールへとステップアップを果たした。
「いつもジムで一緒だった」マネは、「アフリカンらしからぬ真面目さと向上心を持っている」という。吉田にとってまさに“熟知する選手”だが、「それはお互い様」と警戒する。
「向こうも(僕のことを)分かってますからね。手の内が分かっているというと、DFのほうが優位かもしれないですけど、(マネは)サウサンプトンの時よりも格段に成長しているし、今までできていなかったところもプレーが可能になっていて、能力は非常に上がっている。乗っている時の彼は本当に(止めるのが)難しいなと思います」
では、6月24日に行われるグループリーグ第2戦のセネガル戦はどのように守ればいいのか。吉田はハメス・ロドリゲス対策として挙げた項目と「全く同じ」と答える。
「スペースを与えない、前を向かせないこと。あとは90分間通してそれをやり続けられるかどうか。“必殺技”はないです」
高い身体能力を生かした個人技を、組織として封じ込められるか。そのリード役はやはり吉田しかいないだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)