ロシツキー、起用法に不満? 「笑っているのはおかしいからではない」

アーセナル在籍10年目のベテラン

 アーセナルのMFトーマス・ロシツキーが出場機会の少ない現状に不満を抱えているようだ。アーセン・ベンゲル監督からの扱いについても心境を吐露している。英地元紙「デイリー・スター」が報じている。
 
「ベンゲル監督が、僕の契約延長オプションを行使してから、僕はベンチにも座っていない」
 チェコ代表は今年5月にアーセナルとの契約を1年間延長。2016年6月末までクラブに留まることになったが、その後に行われたリーグ最終節のウェスト・ブロムウィッチ戦、連覇を果たしたFAカップ決勝のアストン・ビラ戦と、いずれもベンチ外となっていた 。
 
「僕は笑っている。でもそれはおかしいからではない。がっかりしているが、僕はプロだ。たとえ自分の居場所を失ったとしても、準備し続けなければならない。どんな状況も変えることは可能だ」
 今季はプレミアリーグで15試合の出場に留まるなど、シーズンを通してベンチに座る時間の長かったロシツキー。34歳を迎えたが、その高い技術は健在だ。
 来季はアーセナルでの10シーズン目を迎える。諦めない前向きな姿勢を見せたロシツキーは、定位置奪取へ燃えている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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