ロシア行き落選のナインゴラン、ベルギー代表引退を表明 「チームでの時間は終わり」
21日に発表された代表候補28名から落選 指揮官は「戦術的な理由」と説明
FIFAランキング3位のベルギー代表は、現地時間21日にロシア・ワールドカップ(W杯)に向けて代表候補28名を発表。“忍者”ことMFラジャ・ナインゴラン(ASローマ)が選外となったが、直後に自身のインスタグラムで代表引退を表明している。
2016年の欧州選手権後に就任したロベルト・マルチネス監督は、当初からナインゴランとの関係が芳しくなかった。その一因にはナインゴランの喫煙習慣があるとも言われ、ナインゴラン自身もまた指揮官への反発を公の場で口にしたこともあった。
ロシアW杯へ向けたメンバー28人のなかにナインゴランの名前はなし。マルチネス監督は「ラジャはトッププレーヤーだが、戦術的な理由だ。ここ2年間、チームはマナーのある戦いをしている。ラジャはクラブレベルでは非常に重要な役割を担っているが、代表チームでは同じ役割を与えられない」と、選外の理由を語っている。
一方のナインゴランは、記者会見が終わって間もなく自身のインスタグラムを更新。「代表チームでの時間は終わり」と代表引退を表明している。
今大会で優勝候補の一つに挙げられるベルギーは、ローマをUEFAチャンピオンズリーグベスト4に導いたダイナモと決別し、2年間の団結力を武器にロシアで戦うことを決意した。
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