J1得点王パトリックは何が凄い? デビュー時から輝く“二つの武器”を地元メディア特集
“日本愛”を掲げるパトリックは今季早くもリーグ戦10ゴール目を記録
現在、J1で得点王を走るのは、10ゴールを記録しているサンフレッチェ広島のブラジル人FWパトリックだ。このエースストライカーによる大車輪の活躍もあり、チームも第15節終了時点で2位に勝ち点9差をつける好スタートを切っている。
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パトリックは以前から自身のSNSを通じて、日本帰化への熱い思いを発信している。一方で、現時点では帰化が実現しなかったことも明かしていた。
米スポーツ専門テレビ局「ESPN」ブラジル版は、そんな“日本愛”に溢れるブラジル人ストライカーを特集。「今ではアジアにおけるアイドル、そしてトップスコアラーになった」と見出しを打って紹介している。
2013年に川崎フロンターレに加入して以来、長きにわたって日本で活躍しているパトリックだが、当時ブラジルではどのような日々を送っていたのだろうか。
「あの頃、僕は真面目にウォッシャー(洗う仕事)として働いていた。学校帰りの夜に、機械や車を洗いに行くんだ。そして、次の日に早起きしてトレーニングに向かうんだよ」
パトリックは同メディアで当時の苦労話を明かした。しかし、そんな過酷な日々でも、努力を怠ることはなく、仕事とサッカーを両立させながらゴールネットを揺らし続けた。その結果、プロクラブの目に留まり、2005年に初めて契約を結ぶまでになり、その後頭角を現したストライカーは、フルタイムでプレーする選手にまでなった。
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