日本代表MF青山、「悔いすら残っていない」ブラジルW杯から4年越しの“リベンジ”へ
「世界の舞台は最後ではない」 サプライズ選出前には“次”への思いも…
彼は本気で、そう思っていた。快活な表情と言葉の発し方だったからこそ、本意が伝わった。
――でも、今の青山敏弘が世界でどこまで戦えるか。それが見たいんだけど。
「でも世界の舞台は、(ロシア・ワールドカップが)最後ではないでしょ」
青山は笑った。
「一日一日、自分は本当に頑張れている。その状況が続けば、ね」
城福浩監督は、どういう年齢であろうとも成長できると語った。甲府でFW盛田剛平やDF土屋征夫を再生させた実績を持つ指揮官は、広島でも青山を復活させた。その実感が自分自身にあるから、「次こそ」という思いが噴き出した。2022年のカタール大会に向けては諦めていない。そう語った。
5月18日、ガーナ戦に向けて発表された日本代表27人のリストに、青山敏弘の名前が記載されていた。周囲の誰もが、そして青山自身が驚いた選出。しかし、その「サプライズ」を、落ち着きをもって受け止めた。