「正直もう分からない」 武藤嘉紀が実力者揃いのポジション争いに本音「誰がライバルか」
メンツ的に中央での起用を想定「FWだったらやっぱり得点」
マインツのFW武藤嘉紀は昨年10月以来の日本代表復帰を果たした。ロシア・ワールドカップ(W杯)の本大会メンバー23人入りを目指し、最後のアピールの場となる30日のガーナ戦では、ストライカーとして得点という結果でライバルに差をつけたいと意気込んだ。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
武藤は今季ブンデスリーガで27試合8得点と日本人選手では同リーグトップの結果を残した。代表デビューを果たした2014年当時はサイドアタッカーとしての色が強かったスピードスターも、ドイツに渡ってすっかりゴール前の点取り屋へと変貌を遂げた。
FW大迫勇也(ケルン→ブレーメン)、FW岡崎慎司(レスター)と同じポジションに実績十分の選手が多いなかで、武藤は「正直もう分からないですね。誰がライバルか」と語る。
西野朗監督は代表発表会見のなかで「ピッチ上のボードはあるが、そこに選手のスタートポジションであろうところに乗せたわけではない。限定してFW4人ということではない」とポジションを限定してはいないが、武藤は「メンツ的に」と中央での起用を想定していると語る。
そして、「誰が出るかも分からないですし、とにかくガーナ戦で出た時に結果を残さないと、という気持ちは強い」としたうえで、「FWだったらやっぱり得点。サイドとはちょっと違うので。得点するチャンスもありますし、得点だけに集中できるポジションでもあるので、そこでやっぱり決め切りたい」と結果にこだわる姿勢を示した。
「まだ何も成し遂げていない。(本登録)メンバーに選ばれたわけでもないので、とにかく最後まで集中してW杯に行けるチケットを取って、それでもW杯で結果を残すことが全てなので、それに満足せず大舞台で活躍したい」
復活を期す25歳はロシアでの飛躍を見据え、最後のアピールに挑む。
(FOOTBALL ZONE編集部)