イニエスタとトーレスをつなぐ運命 親友同士の34歳英雄が「リーガに感動的な別れ」

リーガ・エスパニョーラ最終節は、F・トーレスとイニエスタの偉大な名手二人の旅立ちの日として忘れられない一日になった【写真:Getty Images】
リーガ・エスパニョーラ最終節は、F・トーレスとイニエスタの偉大な名手二人の旅立ちの日として忘れられない一日になった【写真:Getty Images】

同日のリーガ最終節で、愛するクラブに別れを告げたと英紙報道

 リーガ・エスパニョーラは現地時間20日に行われた最終節のゲームで、今季の全日程を終了した。すでにバルセロナの2年ぶり25回目の優勝や、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場チームも決まっていたため、この最終節の試合結果が重要な意味を持つことはなかった。

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 しかしサッカー界にとっては、偉大な名手二人の旅立ちの日として忘れられない一日になった。主役となったのは、バルセロナのMFアンドレス・イニエスタと、アトレチコ・マドリードのFWフェルナンド・トーレス。英紙「ガーディアン」も、「アンドレス・イニエスタとフェルナンド・トーレスがリーガに感動的な別れ」と見出しを打ち、今季限りでの退団が決定している英雄二人を紹介している。

 バルセロナは最終節にホームでレアル・ソシエダと対戦。先発出場のイニエスタはキャプテンとして後半37分までピッチに立ち、1-0の勝利に貢献した。22年間を過ごした”バルサの象徴”の門出に、カンプ・ノウに詰めかけたサポーターは試合前、背番号「8」を横にした「∞」で無限大を意味するコレオグラフィーを掲げた。

 そしてアトレチコ・マドリードは同日にエイバルと対戦したが、2-2の引き分けに終わり、英雄の門出を勝利で祝えなかった。しかし、その2ゴールを決めた選手こそ、“神の子”トーレスだった。同紙も「トーレス自身でアトレチコのキャリアに幕を閉じてみせた」と綴っており、この2ゴールを含め、同クラブで404試合128ゴールの功績を残したことも紹介している。

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