イタリア代表新布陣に批判が相次ぐ 「新たな戦術は何人もの選手が納得していない」
「イタリア代表はルクセンブルク戦でのドロー後、多くの疑問を抱えたままブラジルへと出発した。新たな戦術は何人もの選手が納得していない」と記事では分析している。
チェザーレ・プランデッリ監督の選んだ新たな戦術とは4-1-3-1-1というシステム。4バックの前にローマMFダニエレ・デロッシをアンカーとして配備。司令塔のユベントスMFアンドレア・ピルロを中央に配置した3人のMFが並び、1トップのACミランFWマリオ・バロテッリの下に、ラツィオのアントニオ・カンドレーヴァが1・5列目に控えるというシステムだった。
しかし、このシステムに対する疑問の声は選手のみならず、メディアからも上がっているという。
「W杯で、1回しか試していない戦術で戦うことがいいのか?」「2012年(の欧州選手権準優勝時)で多くの満足を与えてくれた4-3-1-2で行く方がいいのでは?」などの質問が指揮官に寄せられた。
これらの疑問に関して、プランデッリ監督は「我々は運動量の豊富なチームではない。チームが連動して、コンパクトでありさえすれば、いい試合ができる」と新システムへの確信を表明しているという。
戦略家として有名なプランデッリ監督がワールドカップ本番でどのシステムを採用するのか。欧州リーグでのセリエA凋落の影響もあり、下馬評の高いとはいえないアズーリの命運を左右する指揮官の選択に注目が集まる。
【新しいイタリアの戦術】
4-1-3-1-1
GKブッフォン
DFアバーテ、ボヌッチ、キエリーニ、デ シリオ
MFデロッシ
ヴェラッティ、ピルロ、マルキージョ
カンドレーヴァ
FWバロテッリ
【2012年ヨーロッパ選手権準優勝時のシステム】
4-3-1-2
GKブッフォン
DFアバーテ、バルザーリ、ボヌッチ、キエッリーニ
MFマルキージョ、ピルロ、デロッシ
モントリーヴォ
FWバロテッリ カッサーノ
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
※ワールドカップ期間中、サッカーマガジンゾーンウェブが記事内で扱うシーンやデータの一部はFIFAワールドカップ?公式動画配信サイト&アプリ『LEGENDS STADIUM』で確認できます。
詳しくは、「LEGENDS STADIUM 2014 – FIFAワールドカップ公式動画」まで