浦和DF遠藤が挑む“リオ経由ロシア行き” 「チャンス」と捉える自らの武器とは?
「守備のポリバレント」として国内屈指
遠藤自身も「いろいろなポジションをこなすことについては、いろいろな監督さんに使ってもらって、どのポジションでもしっかりしたクオリティーを出すことを意識していたし、評価されたのは嬉しい」と話す。湘南ベルマーレでは3バックの右ストッパーがメインだったが、浦和ではミハイロ・ペトロヴィッチ監督が3バックの中央で起用し、堀孝史監督は主に4バックの右サイドバックやボランチ。現在のオズワルド・オリヴェイラ監督は、3バックの右ストッパーとボランチで起用している。3枚にも4枚にも対応できる守備のポリバレントとして、遠藤は国内屈指の能力を持つ。
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西野監督自身、「コロンビア戦の絵はまだ描けていない」と吐露している。これから詳細な分析を行い、何が効率的なのか、誰がコンディションの良い状態にあるのか、相手のメンバー、選手の特性、場合によっては利き足といった様々な条件を照らし合わせ、最善だと思える選択をしなくてはいけない。そうした時に、複数のポジションができる選手は絶対に必要なピースになる。
遠藤自身、2016年のリオデジャネイロ五輪で主将を務め、2年後にあたる今回のW杯に出場するチャンスを得ているとも言える。FW浅野拓磨やMF井手口陽介らも選出されたこの世代について、責任感も口にする。
「オリンピックという国際舞台の経験は、A代表はみんな経験がある選手だけど、下から入る選手が増えないといけないと思っていた。リオ組も何人かいるので、下から突き上げるじゃないですけど、良い準備だけじゃなくてスタメンを脅かす選手になっていければ」