フローニンゲン堂安の日本代表落選にオランダメディア驚愕 「W杯の夢は崩壊した」
オランダ挑戦1年目で“ロッベン超え”を果たした19歳のメンバー外にオランダも揺れる
日本サッカー協会は18日に都内で記者会見を開き、30日の国際親善試合ガーナ戦に向けて招集メンバー27名を発表し、ロシア・ワールドカップ(W杯)に向けた最終候補メンバーの顔ぶれが明らかとなった。未招集組の“サプライズ枠”として最も注目されていたMF堂安律の名前はなく、オランダメディアは「ドウアンのW杯の夢は崩壊した」と速報している。
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4月7日付でバヒド・ハリルホジッチ前監督を電撃解任し、西野朗新監督の下でロシアW杯に臨むことになった日本代表にとって、本大会初戦のコロンビア戦(6月19日)まで20日というタイミングでの“新体制初陣”となる。選考する指揮官が代わることで、今回のメンバー発表では前体制からどのくらいの選手が入れ替わるかも注目された。
最も期待値の高かった19歳の堂安は、海外挑戦1年目ながら今季のエールディビジで29試合に出場して9ゴール4アシストを記録。同クラブに所属した10代選手としては、元オランダ代表MFアリエン・ロッベン(現バイエルン)らわずか3人しか成し遂げていない8ゴール以上をクリアし、クラブの今季MVPに表彰されるなど、今まさに“旬”のアタッカーとして待望論も強まっていた。
しかし、18日に発表された27人のリストの中に堂安の名前はなし。初招集は叶わず、「基本的にはこの27名の中から(23人を選ぶ)という考えがある」という西野監督の言葉を踏まえれば、事実上ロシアW杯への道が絶たれてしまったことになる。
メンバー発表を受け、オランダのサッカー専門誌「Voetbal International」は「エールディビジのデュオであるドウアンとコバヤシのワールドカップの夢は崩壊した」と特集。堂安については、「日本代表でプレーした経験はなかったが、19歳のMFはロシアW杯出場への意欲を公言していた。それはそう遠くない夢のように思われたが…」と言及している。小林の落選についても、「もう一人のユウキ・コバヤシはリストには載っていない」と触れた。
加入1年目でセンセーショナルな活躍を見せただけに、今回の招集外はオランダメディアにとって“サプライズ”だったようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)