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W杯で衝撃を与えた「歴代ラッキーボーイ10人」を英紙選出 元Jリーガーの名前も…
90年イタリアW杯のスキラッチら、突如輝きを放った10選手を紹介
開幕まで残り約1カ月を切り、各国代表がロシア・ワールドカップ(W杯)に向けて続々とメンバー発表を行っている。そんななか英サッカー専門誌「フォー・フォー・トゥー」は、これまでにW杯で活躍した選手の中で「世界に衝撃を与えたワイルドカード」10人を選出。予想外の活躍を披露し、ラッキーボーイとなった選手として1998年フランス大会の元フランス代表FWティエリ・アンリや、90年のイタリア大会で得点王となりジュビロ磐田でもプレーした元イタリア代表FWサルバトーレ・スキラッチなどが紹介されている。
どんな時代、どんな国にも、これまで数々のサプライズ選出があり、本大会での予想外の活躍があった。代表レベルでの実績は乏しくとも、出場したW杯での活躍によって世界的な名声を得た選手たちが10人選ばれている。
近年の大会で大きなインパクトを残したのは、2010年南アフリカ大会のドイツ代表FWトーマス・ミュラーと、06年ドイツ大会で活躍した元フランス代表MFフランク・リベリーだ。
ミュラーが南アフリカW杯に出場できたのは、09年に所属クラブであるバイエルン・ミュンヘンの監督がルイス・ファン・ハールに代わったことが挙げられる。ユルゲン・クリンスマン監督時代(08~09年)に、多くのタイトルを勝ち取れなかったチームは新たな指揮官の下で二冠を達成すると、そのなかでミュラーは多くの出場機会を得ることとなった。その活躍が評価されドイツ代表に呼ばれ始めると、代表キャップ数が2試合ながらW杯メンバー入り。そして本大会では5ゴールを決める活躍を見せ、得点王とベストヤングプレーヤー賞を獲得するに至った。
一方、リベリーは紆余曲折を経た末に05年にマルセイユで頭角を現すと、06年に代表デビュー。大会直前は他の選手が怪我をした時のサブ要員と考えられていたが出場機会をつかみ、決勝トーナメントから本領を発揮。フランスの準優勝に大きく貢献した。