青山敏弘が電撃選出 3年ぶり代表復帰の理由は「最高のパフォーマンスをしている」
14年W杯を経験し、ハリル初陣で「ロシア行きの船に乗りたい」と語った男が電撃選出
日本サッカー協会(JFA)は18日、30日のガーナ戦に向けた招集メンバー27名を発表し、サンフレッチェ広島のMF青山敏弘が2015年3月以来の代表復帰を果たした。ロシア・ワールドカップ(W杯)直前での合流となるが、西野朗新監督は「間違いなく今、最高のパフォーマンスをしている選手の一人」と選考理由を語った。
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18日に行われたメンバー発表で、一番のサプライズが青山の選出だった。青山が最後に代表でプレーしたのは、バヒド・ハリルホジッチ監督の初陣となった2015年3月シリーズ以来。実に3年の“ブランク”がある。
しかし、青山は前回のブラジルW杯経験者。2013年の東アジアカップでA代表デビューを飾り、一年に満たない短期間で本大会メンバー23人入りを勝ち獲った“実績”がある。現在、J1リーグ首位を快走するチームをキャプテンとして牽引するパフォーマンスも相まって、今回の選出に至ったようだ。
「今のチーム事情を彼が作っていると言っても過言ではないくらい、現在の広島のサッカーを象徴しているキャプテンであり、中心選手で精神的支柱。過去にも代表の経験があり、そこでの貢献度も高く評価している。過去の実績、経験値にプラスして、現状のトップパフォーマンスというところで、できるなら最終的にも代表チームの力に、ということ。間違いなく今、最高のパフォーマンスをしている選手の一人」
西野監督は発表会見で、青山への信頼を口にしている。
前回のブラジルW杯でグループリーグ第3戦のコロンビア戦(1-4)にボランチで先発出場するも、世界との差に失意のどん底に突き落とされた。代表初ゴールを決めた15年3月のウズベキスタン戦(5-1)後には「ロシア行きの船に乗りたい」と話していた青山。最終選考直前で大きなチャンスを手にした男が、どのようなプレーを見せるのか見ものだ。