「代えがいない」 FW岡崎慎司が約8カ月ぶり代表復帰、西野監督は“総合力”を評価

岡崎慎司が昨年9月のサウジアラビア戦以来となる復帰を果たした【写真:Getty Images】
岡崎慎司が昨年9月のサウジアラビア戦以来となる復帰を果たした【写真:Getty Images】

昨年9月のサウジアラビア戦以来の招集 本大会までの1か月でベストコンディションへ

 日本サッカー協会(JFA)は18日、30日のガーナ戦に向けた招集メンバー27名を発表。代表歴代3位となる50得点(111試合)を誇るレスターのFW岡崎慎司が昨年9月のサウジアラビア戦以来となる復帰を果たした。西野朗新監督は32歳のストライカーについて、「替えがいない」と評価した。

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 岡崎は昨年8月31日にワールドカップ出場を決めた後、9月5日のW杯アジア最終予選サウジアラビア戦を最後に代表から遠ざかっていた。所属クラブのレスターでも過去2シーズンに比べてベンチスタートの試合が多く、終盤戦は足首の負傷で欠場していた。

 しかし、18日に発表されたガーナ戦の招集メンバー27人に入り、8カ月ぶりに代表復帰。西野監督は会見で岡崎を選出した理由についてこう説明した。

「彼の持っているプレースタイルというよりは、我々がこれから大舞台で戦っていくうえで、止まっている選手がいたとしたら戦えない。体だけでなく判断力など頭の動きが止まる、ボールを速く動かせないというようなタイプの選手では、間違いなくあのレベルでは戦えない。岡崎はプレミアの非常にタイトなゲームで、今でこそ少し怪我持ちだが、あれだけ体を動かせてチームへの貢献度がある。しかもストライカーとしての役割を果たす。総合的なゲームの中での役割は、替えがいないと評価している」

 豊富な運動量、守備も含めたオールラウンドなプレーは“唯一無二”だとした。故障を抱え、試合から遠ざかっている点も本大会までにベストコンディションに持っていけると自信を見せた。

「運動量が多いというだけでなく、二つ、三つ先のプレーへの貢献度や献身がチームに欠かせないと判断していた。懸命にトップフォームに戻そうとしているが、間違いなく1カ月の猶予があれば良い状態に持っていけるという予測と創造力を持っているうえで、彼を選出した」

 FW本田圭佑、MF香川真司とともに長年チームを牽引してきた侍ストライカーが、久々の代表でどのようなプレーを見せるのか注目が集まる。

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