元スペイン代表ビジャ、マンCに電撃移籍浮上?

ベッカム、アンリに続く、米MLSからの短期レンタル計画

 元スペイン代表FWダビド・ビジャが来年1月にマンチェスター・シティFCに加入する可能性があると、英地元紙「マンチェスター・イブニングニュース」が報じている。
 バレンシアやバルセロナで活躍したビジャは、現在アメリカ・メジャーリーグサッカー(MLS)のニューヨーク・シティFCでプレーしている。MLSのシーズンは3月に開幕し、11月にシーズンが終了。MLSのオフシーズンにあたる1月にはヨーロッパの移籍マーケットが開くことから、姉妹クラブのマンチェスター・シティである短期レンタルでの加入の可能性が急浮上している。
 過去には元イングランド代表MFデイビッド・ベッカム氏や元フランス代表FWティエリ・アンリ氏も同様に短期レンタルでMLSからヨーロッパのクラブに移籍した例がある。また、ビジャ本人も今季のMLS開幕前に、同じくシティグループの姉妹クラブ、オーストラリア・メルボルン・シティFCへ短期レンタルを経験している。
 シティは現時点で、エディン・ゼコ、ステファン・ヨベティッチの両FW去就が不透明なため、ストライカーの補強は急務とされている。人気銘柄のリバプールFWラヒーム・スターリング獲得の争奪戦に加わるなど積極的な動きを見せているが、スターリングはマンチェスター・ユナイテッドなど競合多数で獲得の難易度は高いと見られている
 そこで2010年ワールドカップの得点王のビジャに白羽の矢を立てた格好だ。33歳と年齢的にはベテランの域に達したが、アトレチコ・マドリードに所属した昨季はリーグ戦13得点。その得点感覚は錆びついていない。シティの来季タイトル奪取の救世主となるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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