バルサ、MFブスケッツの年俸アップ問題浮上 シティの恩師ペップが強奪に虎視眈々
イニエスタが今夏で去り、中盤の新たなレジェンドとして本人も飛躍を期する
今季のリーガ・エスパニョーラを制したバルセロナは、アトレチコ・マドリードのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンに関心を寄せるなど、来季への補強に備えて移籍市場に睨みを利かせている。しかし一方で、自クラブではスタッフやスペイン代表MFセルヒオ・ブスケッツの年俸アップ問題が浮上しているようだ。スペイン紙「マルカ」が報じた。
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長年チームを支えていたスペイン代表MFアンドレス・イニエスタが今季限りで退団することが決まり、新たな人材確保が求められる。今年3月に、グレミオのブラジル代表MFアルトゥールの買い取りオプションこそ手にしたものの、移籍金1億ユーロ(約130億円)と言われるグリーズマンの獲得など、今夏はまだ動きを見せていない。
放出候補では、プレミアリーグの複数チームが興味を示しているフランス代表DFサミュエル・ウミティティとの交渉はすでに終了しており、移籍金6000万ユーロ(約78億円)の条件ならば退団もやむなしの状況のようだ。
そんなバルセロナでは現在、ブスケッツが年俸の引き上げを希望している。2016年9月に21年まで契約を延長したが、世界最高峰レベルの選手へと成長したこと、今夏にイニエスタが退団することで、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシやウルグアイ代表FWルイス・スアレスに次ぐトッププレーヤーになれると考えており、近い将来にクラブが動いてくれることを期待しているという。
ブスケッツに対してはマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が常に熱視線を送っており、バルセロナは2億ユーロ(約260億円)のオファーであろうとも受け入れるつもりはない様子。クラブ関係者も「この問題は数カ月続いている」と語り、ブスケッツの年俸アップは必須となっているようだ。
バルセロナの中核を担ってきたレジェンドたちがクラブを去るなかで、新たな伝説候補になる可能性を持つブスケッツ。果たして、クラブはどんな契約を提示するのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)