CL決勝で敗れたポグバ、スアレス弾で「少し心が折れた」

つかみかけたビッグイヤー

 ユベントスのMFポール・ポグバは、1-3で敗れたバルセロナとのUEFAチャンピオンズリーグ決勝(6日・ベルリン)を振り返り、後半23分のFWルイス・スアレスのゴールで「少し心が折れた」と吐露した。衛星放送「スカイ・スポーツ」で試合後に語った。
 絶対不利と呼ばれたユーベは、バルセロナ相手に奮戦した。猛攻にさらされた後半10分、カウンターからスペイン代表FWアルバロ・モラタのゴールで1-1に追いついたとき、ビッグイヤー(優勝トロフィー)をつかめると信じていた。だが、ポグバは、バルサFWスアレスのゴールで精神的なショックを受けてしまったと、もらした。
「僕た ちがゴールを決めた時には、この試合は勝てると思った。でも、2点目を決められた時には、少し心が折れてしまった。でも、終わりではなかった、我々は何度も、何度もトライした。だが、最後にゴールを決められて、万事休すとなった」
 中盤の左で先発したポグバは折れかけた心をつなぎ留め、バルセロナ相手にチャンスをつくるなど健闘した。だが、それも実らず。つかみかけたビッグイヤーはその手から離れた。
「僕たちはベストを尽くしたけれど、バルセロナが上だった。今夜、僕たちにはないものを彼らは持っていた。おめでとうと言いたい」
 今夏の移籍市場の目玉と呼ばれるポグバに、ユベントスは移籍金1億ユーロ(140億円)というサッカー史上最高額を設定している。バルセロ ナ、パリ・サンジェルマンなどが争奪戦を展開していると報じられる中、先日、UEFAのプラティニ会長は「1億ユーロの価値のある選手はいない」と指摘した。果たしてポグバは、新天地にどんな違約金で旅立つのだろうか。今後、さらに注目を浴びるだろう。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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