「DF登録にした方がいいかな」 INAC高瀬愛実、ストライカー出身SBの“葛藤”と“覚悟”
「SBは常に前向きなので、上がっていく時はすごく楽しい」
「プレーヤーとして引き出しが増えているのでは?」との問いに、「うーん……、どうなんですかね。そう言いたいですけどね」と答えた高瀬。少し意地悪だと思いつつも、「攻撃的SB」と「サイドバックもできるFW」のどちらとして評価されたいか訊くと、言葉の節々にSBとしての覚悟が感じられた。
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「今はSBをやっているから、覚悟を決めるためにもDF登録にした方がいいかな。もしかしたら今後、またFWをやるタイミングがあるかもしれない。その時にSBをやって変わったなとプラスに捉えられるように頑張りたいですね。FWは(相手を)背負うことが多いですけど、SBは上がっていく時は常に前向きなので、それはすごく楽しいです。
全体としても、今年はリーグ戦で試合に関われなかった選手が良さを出して、代表組も負けじと違いを見せようと切磋琢磨できている。『こんなこともできるんだ』『もっとこういうことができるんじゃないのかな』という発見の連続なので、応援してくださる方々から見ても期待できるチームなんじゃないかなと思います」
INACで節目の10年目。リーグ3連覇、2013年の三冠時代を知る高瀬は、チームとともに成長曲線を描き、5年ぶりのリーグタイトルに向けて邁進する。
(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)