「この順位にいるチームじゃない」 浦和FW武藤雄樹、9番のプライドが滲む“反攻宣言”
「『武藤はシャドーじゃないとダメか』と言われてしまう」
――そのなかで、武藤選手が求められていることは?
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「今は2トップの一人として出してもらっているので、興梠(慎三)選手に対してしっかりサポートして良い距離感を保つこと、ですかね。相手にもよりますが、オリヴェイラ監督にはサイドバックの裏であったり、嫌なところのスペースに走ってほしいと言われています」
――浦和加入後、武藤選手のストロングポイントとシャドーの特性が見事にマッチしていました。FW起用は久々になりますが、やはり難しさもありますか?
「浦和に来て、シャドーで輝けた部分はすごくあったと感じています。ゴールも決められて、本当に多くの自信をつけることができましたから。堀(孝史/元監督)さんの時はワイド(ウイング)、今だったら2トップとプレーするなかでも、自分の特長は出せると思っていますけど、結果がついてこずにすごく悔しいです。このままだと『武藤はシャドーじゃないとダメか』と言われてしまうと思うので、もっと数字で証明していかないといけません」
――ここまでルヴァンカップを含めて公式戦16試合に出場して1得点。自身の数字に対する自己評価は?
「やはりFWは数字で評価されるもの。結果が出ていないので、評価はかなり低くせざるを得ないですね(苦笑)。もちろん数字以外の部分で求められている役割もあるし、チームのためにやるべきことはやらなきゃいけない。でも、僕が『ゴール以外の部分を評価してくれ』と言い出したら終わりですから。全てをまっとうした上で得点を積み重ねていかないと、自分の居場所はどんどんなくなっていく。ゴールを決めないとサポーターの皆さんも納得しないと思うし、僕自身も納得はできません」