名将カペッロ、マンチーニ新体制のイタリア代表に言及 選手は「超一流に程遠い」

カペッロ氏が、マンチーニ新体制のイタリア代表について言及した【写真:Getty Images】
カペッロ氏が、マンチーニ新体制のイタリア代表について言及した【写真:Getty Images】

マンチーニ監督を「カルチョをよく知る人物」と高く評価するも、選手のレベルに疑問符

 かつてACミランやレアル・マドリードで数々のタイトルを獲得した名将ファビオ・カペッロ氏が、イタリア紙「ラ・スタンパ」のインタビューでロベルト・マンチーニ新監督が就任した“新生”イタリア代表について言及。「現実を見るべき」と、選手のクオリティーに触れた。

 イタリア代表は昨年11月のワールドカップ(W杯)欧州予選プレーオフでスウェーデンに敗れ、60年ぶりに本大会への出場権を逃した。ジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督を解任し、ルイジ・ディ・ビアッジョ暫定監督の下で親善試合2試合を消化。そして今月14日に、マンチーニ監督が正式な指揮官として就任した。

 国内外のクラブでタイトル獲得経験があるマンチーニ監督について、カペッロ氏は「経験のある監督で、国外でも実績があり、我々の“カルチョ”をよく知る人物だ」と高評価。ただ、その一方で「残念ながら……」とイタリア代表の現実について言及した。

「選手のクオリティーが優秀ではない。我々(イタリア国民)は現実を見るべきだ。選手の能力は、周りで考えられている、あるいは言われているほどのものではない。イタリアに良い選手はいる。しかし、フオリクラッセ(超一流レベル)の選手には程遠いレベルの選手たちだ」

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