W杯担当のサウジアラビア人主審に不祥事 国内決勝で八百長疑惑…永久資格停止処分
ロシアW杯を裁くアジア主審6人の一人として選出も国内で不正行為発覚 過去にはW杯予選の日本戦でも笛を吹く
サウジアラビアサッカー連盟は16日、6月のロシア・ワールドカップ(W杯)で主審を務める予定だったサウジアラビアのファハド・アルミルダシ主審が、サウジアラビア・キングス・カップ決勝で八百長を試みようとした疑いで摘発され、永久資格停止処分を下した。英公共放送「BBC」などが一斉に報じている。
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アルミルダシ主審は12日のサウジアラビア・キングス・カップ決勝でアル・イテハド対アル・ファイサリー戦(3-1)を裁く予定となっていた。しかし試合を控えるなか、アルミルダシ主審はアル・イテハド側に有利なジャッジをする代わりに金銭を求めていたという。結局、その行為が発覚して試合の担当から外され、代わりにイングランド人のマーク・クラッテンバーグ主審が裁き、アル・イテハドが3-1でアル・ファイサリーを下して優勝を飾った。
サウジアラビア連盟は、アルミルダシ主審が警察に拘束された後、不正を認めたと明かしている。同主審はこれまで2015年11月12日のW杯アジア予選シンガポール対日本戦をはじめとした日本代表戦や、AFCチャンピオンズリーグでJクラブの試合も担当してきた。また2017年FIFAコンフェデレーションズカップでも笛を吹くなど国際的な評価も得ており、ロシアW杯でもアジア主審6人のうちの一人として選出されていた。
国際サッカー連盟はサウジアラビア側に詳細を求めているという。W杯開幕が約1か月後に迫るなかでの思わぬ不祥事となった。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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