ルヴァン杯の各組“突破条件”は? 大混戦のグループステージ最終節の行方を展望
最後の1枠は湘南と長崎の争いに
■D組(第5節終了時)
1位 ヴィッセル神戸 勝ち点10
2位 V・ファーレン長崎 勝ち点7
3位 湘南ベルマーレ 勝ち点7
4位 サガン鳥栖 勝ち点4
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[最終節の対戦]
神戸対鳥栖
湘南対長崎
首位の神戸から見て2チームに逆転される可能性がなく、最下位の鳥栖は2チームを逆転できる可能性がないため、両者のそれぞれ2位以内と3位以下が決まった。さらに、神戸は長崎と湘南のいずれに対しても直接対決の結果で上回るため、鳥栖戦に敗れて勝ち点10でどちらと並んでも上位になり、1位突破も決めている。この対戦は“消化試合”になってしまった。
一方で、湘南と長崎は文字通り2位以内を争うバトルだ。勝利した方が突破を決めるのがシンプルな決着だが、引き分けた場合は直接対決の初戦で2-1の勝利を収めている長崎が上位。そのため、アウェーで引き分け以上を狙う長崎とホームで勝利が義務付けられた湘南という激しい争いに注目が集まる。
グループステージを終えると、プレーオフステージではA組とD組、B組とC組がそれぞれタスキ掛けの形で1位と2位が対戦し、準々決勝へ進出する4チームが決まる。そこに、ACL出場の4チームを加え、9月以降にホーム&アウェー方式で準決勝までを戦い、決勝は埼玉スタジアムでの一発勝負になる。
各組それぞれに突破条件を頭に入れながらの戦いになるが、C組のように3チーム混戦の可能性がある組もあれば、D組のようにシンプルな直接対決もある。グループ全体の得失点差よりも直接対決の結果を優先して比較するルールの妙味が現れる最終節になりそうだ。果たして、国内三大タイトルの一つであるルヴァン杯獲得へ向けて歩みを進めるのは、どの8クラブになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)