ルヴァン杯の各組“突破条件”は? 大混戦のグループステージ最終節の行方を展望

(上)B組首位の甲府は、磐田に引き分け以上で自力突破が決まり、(下)C組首位の浦和は、広島に引き分け以上なら2位以内が決まる(写真はイメージです)【写真:Getty Images】
(上)B組首位の甲府は、磐田に引き分け以上で自力突破が決まり、(下)C組首位の浦和は、広島に引き分け以上なら2位以内が決まる(写真はイメージです)【写真:Getty Images】

清水は勝利し、2位磐田が引き分け以下ならGS突破

■B組(第5節終了時)
1位 ヴァンフォーレ甲府 勝ち点10
2位 ジュビロ磐田 勝ち点9
3位 清水エスパルス 勝ち点7
4位 コンサドーレ札幌 勝ち点3

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[最終節の対戦]
甲府対磐田
札幌対清水

 B組は札幌の敗退が決定。J2では低迷し、監督交代も行った甲府だが今大会では好調。磐田に敗れても勝ち点3差の3位清水に1勝1分の結果を残しているため、すでに突破確定、引き分け以上で1位突破が決まる。

 清水は勝利すれば2位突破の可能性を残す。磐田が甲府に敗れれば2位が確定。磐田が引き分けの場合は勝ち点10で並ぶが、両者の直接対決の成績は清水から見てホームの第1節で1-0、アウェーの第5節で1-2。2戦合計2-2と並ぶが、アウェーゴール数で清水が上回り2位突破となる。

■C組(第5節終了時)
1位 浦和レッズ 勝ち点10
2位 ガンバ大阪  勝ち点9
3位 サンフレッチェ広島 勝ち点7
4位 名古屋グランパス 勝ち点3

[最終節の対戦]
浦和対広島
G大阪対名古屋

 C組は名古屋が敗退し、3チームが混戦になった。首位の浦和は広島を相手に引き分け以上なら2位以内が決まり、勝利なら1位が確定する。G大阪は勝利で2位以内が確定する。しかし、この組は広島が勝利した場合には複雑な条件が発生する可能性がある。

 広島が勝利して浦和と勝ち点10で並んだ場合は、直接対決の結果が1勝1分となるため広島が上位になる。この時に、G大阪が勝利していれば勝ち点12で1位、広島が2位。また、G大阪が敗戦していれば広島が1位、浦和が2位となる。問題は、この時にG大阪が引き分けて勝ち点10で3チームが並んだ場合だ。

 3チームの当該対戦成績は名古屋との対戦を除外するのに等しいため、名古屋に1敗している広島と1分となるG大阪が、名古屋に2勝している浦和より上位になる。そのため、勝ち点10で並んだ場合は広島が1位、G大阪が2位、浦和が3位となる。つまり、広島は勝利すれば2位以内が確定することになる。

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