イタリア代表監督就任にマンチーニ感無量 “愛弟子”招集にも言及「高い確率で呼ぶ」

マンチーニ政権が始動し、アッズーリ再建へ所信表明を行った【写真:Getty Images】
マンチーニ政権が始動し、アッズーリ再建へ所信表明を行った【写真:Getty Images】

屈辱のW杯予選落ちからの復活へ、マンチーニ政権が始動

 イタリア代表の新監督に就任したロベルト・マンチーニ氏が、15日に記者会見を行い所信表明した。イタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」は、速報でその様子と発言を報じている。

 マンチーニ監督は、現役時代にはイタリア代表として36試合に出場。前線でテクニックを発揮する選手として知られた。2001年に指導者キャリアをスタートさせると、フィオレンティーナ、ラツィオ、インテル、マンチェスター・シティ、ガラタサライでチームをタイトルに導いている。今季はロシア1部のゼニトを率いたが、リーグ5位に終わっていた。

 就任にあたっての第一声でマンチーニ監督は、「興奮している。なぜなら、代表チームの監督になることは何か些細な出来事ではない。1978年にU-14チームに選ばれてコベルチャーノ(イタリア代表の練習場)に初めて来た。そして代表監督になったのは、人生の最も美しい瞬間だ」と話した。かねてより代表監督就任に意欲を見せていたマンチーニ氏だけに、感慨の深さが伝わる言葉を発した。

 そして、ワールドカップ(W杯)出場を60年ぶりに逃したイタリア代表の再建と選手選考について、このように語っている。

「代表監督が選手選考で万人を納得させるのは難しい。多くのサポーターがいて、それぞれの考えを持つからだ。ただし、重要なタイトル(W杯や欧州選手権)を再びイタリアに持ち帰るという点で、願いは一致していると考えている。今、どのようにプレーするかを話すのは難しい。彼らとトレーニングをして、同じ時間を過ごすことでよく理解し、可能性を提示したい。彼らの求めるものやクオリティーに対して私も順応し、その上でチームにとって何が最善かを決定したい」

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