バルセロナが3冠達成 ユベントスを破り4季ぶりの欧州王者に
3-1で完勝
バルセロナは6日、UEFAチャンピオンズリーグ決勝でユベントスと対戦し、3-1で勝利した。バルサはスアレスの決勝弾などで、ユーベを退けて4季ぶりの欧州制覇を成し遂げた。今季限りで退団する、クラブの功労者であるMFシャビ・エルナンデスのラストマッチにふさわしい、華々しいフィナーレとなった。
互いに3冠をかけて迎えたファイナル。試合は序盤からスコアの動く展開となった。
前半4分、右サイドからのFWリオネル・メッシのフィードを左サイドで受けたDFジョルディ・アルバがワンタッチで中に折り返す。これをFWネイマールが受け、ボックス内に侵入してきたMFアンドレイ・イニエスタにパス。最終的にゴールエリア目前でMFイヴァン・ラキティッチに渡し、ラキティッチは左足のシュートでネットを揺らした。
開始早々ビハインドを背負ったユベントスだが、前半を1点差でしのぐと、後半立ち上がりにチャンスが待っていた。同10分、右サイドでMFクラウディオ・マルキージオがヒールパスを出すと、それを受けたDFステファン・リヒトシュタイナーが前に運びグラウンダーのクロス。中央に構えていたFWカルロス・テベスの反転シュートのこぼれ球をFWアルバロ・モラタが右足で押し込み、同点弾を決める。
歓喜に湧いたユベントスのベンチサイドだが、すぐに沈黙に追いやられることとなる。後半23分、中央でボールを受けたメッシが高速ドリブルで相手陣地に侵入すると、そのまま左足でシュート。GKが弾いたところをFWルイス・スアレスが右足で詰め、勝ち越しゴールを挙げた。
終了間際にはネイマールが右足でとどめとなる3点目を決め、そのまま試合終了。ルイス・エンリケ監督は就任初年度で3冠を達成した。
また、シャビは、この日、途中からピッチに投入され、最高の形でバルセロナに別れを告げることとなった。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images