豪州代表FWケーヒルがW杯予備登録入り スポンサー絡みの商業的選出を協会否定
38歳のベテランFWが予備登録26人に残る、今季無得点での選出に疑念の声が浮上
ロシア・ワールドカップ(W杯)に出場するオーストラリアは15日、事前に発表されていた本大会の予備登録選手を26名まで絞り込み、38歳のベテランFWティム・ケーヒル(ミルウォール)も名を連ねた。この選出に対して、スポンサー絡みの商業的な意図が介在していると疑念の声も上がっているが、協会側がこれを否定したと英紙「ガーディアン」が報じている。
オーストラリアは事前に32名の登録メンバーを公表していた。しかし、そこから名古屋グランパスのGKミッチェル・ランゲラクら6名が脱落。最終メンバー23名に向けた絞り込み作業が進められた。
26名の中には同国歴代最多得点記録(105試合50得点)を持つ英雄ケーヒルも残った。三度のW杯出場経験を持つ実績は他には代えられないが、所属クラブでは出番が限られている。冬に加入したミルウォールでは10試合に出場して無得点。こうした状況でケーヒルが選出されていることに疑念が膨れ上がっている。
それというのも、オーストラリア代表チームの愛称である「Socceroos(サッカールーズ)」のネーミングライツスポンサーである石油ブランド「カルテックス(Caltex)」はケーヒルとパートナーシップを結び、一大プロモーションを行ことが発表されたばかり。ケーヒルも自身のTwitterでプロモーション動画を公開している。
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