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PK戦の途中でGK退場の珍事 U-17欧州選手権で発生…英「レッドカードのドラマ」
U-17欧州選手権準々決勝、アイルランドGKがPK戦で2枚目イエローカードを受け退場
イングランドで開催されているU-17欧州選手権の準々決勝オランダ対アイルランドでPK戦の最中にGKが退場する珍事が発生した。守護神を失ったアイルランドはフィールドプレイヤーが代役を務めたが、あえなく敗戦した。
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試合は後半17分にセットプレーからDFリアム・ファン・へルデレン(アヤックスU-19)がヘディングで決めてオランダが先制。しかし、その2分後にアイルランドもトットナムの下部組織でプレーする背番号10のMFトロイ・パロットが決めて同点に追いついた。
試合は90分で決着がつけずにPK戦へ突入した。先行のアイルランドは1人目が失敗し、オランダは4人目まで全員が成功。アイルランドが5人目まで蹴り終え、PKスコア4-4で迎えたオランダ最後のキッカーの場面で珍事が起きた。
オランダのキャプテンFWダイシャウン・レダンのゴール左を狙ったキックはアイルランドGKジェームズ・コーコランが見事にセーブ。しかし、主審はキックよりも前にラインから前へ飛び出していたコーコランへこの試合2枚目のイエローカードを提示して退場処分とした。
キックはやり直しとなり、アイルランドはDFオイシン・マクエンティーがGKを務めたが今度はレダンがきっちりと成功させてオランダが準決勝への切符を手にした。
英公共放送局「BBC」はこの結果を「レッドカードのドラマ」と報じた。「(アイルランドと)オランダの準々決勝は奇妙な終わりを迎えた」と驚きをもって伝えている。
記事によれば、試合後にはスタンドで試合を観戦していたアイルランド代表のマーティン・オニール監督がピッチに降りて審判と話す一幕もあったという。未来の代表候補選手たちが受けた判定について納得ができない部分があったようだ。