指揮官が見せた勝利への自信

　ユベントスを率いるマッシミリアーノ・アッレグリ監督が、UEFAチャンピオンズリーグ（CL）決勝バルセロナ戦を前に記者会見に臨み、試合への意気込みを語った。スペイン地元紙「スポルト」は、指揮官が相手の強さを認めながらも、「弱点はある」と勝利に自信を見せたと報じた。
　
　リオネル・メッシ、ネイマール、ルイス・スアレス、アンドレス・イニエスタと、豪華な攻撃陣をそろえるバルセロナを前にしても、智将アッレグリ監督は決してひるむ様子はない。バルサは国内2冠（リーグ、国王杯）を成し遂げているが、ユベントスも、それは同じ。共に3冠 という偉業達成を懸けてファイナルを戦う。
　
「我々は本当にいいプレーをする必要があるとはいえ、彼らにも弱点はある。ユニークな試合になるだろうね。ベストを尽くし、とても、とてもいいプレーをしなくてはならない」
　バルセロナはリーグ戦38試合で21失点、ユベントスも38試合で24失点と共にリーグナンバーワンの堅守を誇るが、アッレグリは得点の取り合いも予想している。
　
「この試合が無得点で決着することはないだろう。メッシ、スアレス、ネイマールのようなタレントがいるからね。我々も少なくとも1点は取らないといけないね」
　試合を前に守備の要であるイタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニの欠場が決まるなど、厳しい状況にあるユベントス。それでも、準決勝 で昨季王者のレアル・マドリードを下した勢いそのままに、アッレグリ監督とチームは栄光へ突き進む。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images