「聞きたくなかった」 INAC岩渕、エースの自覚が口にさせた“ノーゴール脱却宣言”
誰よりも得点を欲する10番「自分が取ってないので…」
岩渕によれば、INACの面々は浦和Lの特長を全員で話し合ったうえで、試合前に「ここから連戦で、大事な試合が続くから勝とうね」と意思統一して試合に臨んでいたという。
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「警戒していたところで失点してしまいましたけど、すぐに取り返すことができた。いろんな選手が点を取って、本当に全員の力で勝てたかな、と」
この日はFW京川舞、MF杉田妃和、FW高瀬愛実と3人がスコアラーとなったが、INACは6試合を消化した時点でリーグ断トツの19ゴールを記録(4失点も最少タイ)。得点ランキングにも4位タイ(3得点)に杉田、高瀬、京川、MF仲田歩夢、10位タイ(2得点)にもMF中島依美、FW道上彩花、増矢と計7人が名を連ねている。
一方で、岩渕は今季3試合に出場してまだ無得点。「いろんな人が点を取っているのは良いことですけど、自分が取ってないので、19得点というのは聞きたくなかった」と苦笑いを浮かべる。誰よりもゴールを欲しているのは、10番を背負うエースなのだ。