岡崎は「サムライブルーの刀」 海外紙が熟練FW不在のチームを分析「もはや侍ではない」
監督交代で本田、香川、岡崎の“ビッグ3”は「戻ってくるだろう」とベトナム紙が展望
5月中旬を迎え、ロシア・ワールドカップ(W杯)開幕まで1カ月となった。14日は予備登録メンバー35人の提出期限。18日にはガーナ戦に向けたメンバー発表が行われ、30日の“初陣”を経て、翌31日に最終メンバー23人が決定する流れが予定されているが、バヒド・ハリルホジッチ氏から西野朗監督に代わり、どのような顔ぶれがリストに名を連ねるのか、注目が集まる。ベトナムメディアはレスターのFW岡崎慎司に脚光を当て、岡崎不在のチームは「もはや侍ではない」と報じている。
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日本サッカー協会(JFA)は4月9日に記者会見を開き、田嶋幸三会長がハリルホジッチ前監督の解任と西野新監督の就任を発表。W杯本大会の開幕を2カ月後に控えたなかでの決定は、日本サッカー界に大きな衝撃を与えた。
限られた時間のなかで、西野監督がどのようなメンバーでチーム作りを進めるのかが焦点となるが、ベトナム紙「Thanh Nienh」は「日本のシンジ・オカザキ:“サムライブルー”の刀」と題して、日本代表歴代3位の通算50得点を挙げているストライカーに着目した。
記事では、ハリルホジッチ前監督時代に岡崎、FW本田圭佑(パチューカ)、MF香川真司(ドルトムント)という“ビッグ3”を外す大胆な策に出ていたと言及。そして、「オカザキはペナルティーエリア内で常に危険な存在。ゴール嗅覚と経験でチームに武器をもたらしてきた」として、「“サムライブルー”には鋭い『刀』(ストライカーの岡崎、通算50得点)がなくなり、もはや『侍』ではなくなった」と岡崎不在のチームは本来の姿ではないと分析している。
一方で同紙は、日本人監督となったことで「3本の柱(ビッグ3)がチームに戻ってくるだろう」と展望。岡崎は2017年9月以来となる代表復帰を果たし、自身三度目となるW杯の舞台に立つことができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)