韓国代表、W杯メンバー候補28名を発表 “韓国のメッシ”イ・スンウがサプライズ選出!
シン・テヨン監督もイ・スンウに期待「敏捷性に優れる彼が必要だ」
また、MFムン・ミンソンは、Kリーグで好調なのに加え、スウェーデンでプレーした経歴を持っており、「スウェーデン戦に生かせる選手」(シン監督)として選出された。
そして、誰もが予想できなかったのが、“韓国のメッシ”と呼ばれるMFイ・スンウだった。昨年のU-20W杯にも出場し、現在はイタリア1部セリエAのヴェローナでプレーするものの、A代表の招集歴はなかった。
シン・テヨン監督は選出理由についてこのように語っている。
「イ・スンウは私がU-20W杯で監督をした時にプレーしているし、長所と短所をよく知っている。ボールを持った時に前へ切り込む動きがとても良い選手。もし彼がW杯に行けば、ゴール前でファウルが得られることも想定している。体格の良い相手に対して、敏捷性に優れる彼が必要だ」
最終メンバー23人の発表は、5月28日にホンジュラス、6月1日にボスニア・ヘルツェゴビナとの親善試合後に行う見込みだ。
金 明昱
1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。