韓国代表、W杯メンバー候補28名を発表 “韓国のメッシ”イ・スンウがサプライズ選出!
エースのソン・フンミンら主力が順当に選出されるなか、3選手を“抜擢選出”
韓国サッカー協会(KFA)が14日、6月に開幕するロシア・ワールドカップ(W杯)の代表候補メンバー28人を発表した。シン・テヨン監督は当初、最終メンバー23人を発表する予定だったが、怪我人が続出したことで、28人の発表に踏み切った。
メンバーの顔触れはこれまでのW杯アジア最終予選や親善試合を戦ってきた主軸が中心。エースのFWソン・フンミン(トットナム)、キャプテンのMFキ・ソンヨン(スウォンジー)はもちろん、Jリーグからはキム・スンギュ(ヴィッセル神戸)、キム・ジンヒョン(セレッソ大阪)、DFチョン・スンヒョン(サガン鳥栖)、チャン・ヒョンス(FC東京)、MFチョン・ウヨン(ヴィッセル神戸)の5人が選出された。
そして今回の注目は、MFイ・スンウ(ヴェローナ)、MFムン・ソンミン(仁川ユナイテッド)、DFオ・バンソク(済州ユナイテッド)という3人の“サプライズ選出”だ。
代表初選出のDFオ・バンソクは、主力のCBキム・ミンジェ(全北現代)が負傷で回復が見込めず、その代役となる。シン・テヨン監督は「ビルドアップに問題があり、これまで代表に呼ばなかったが、身体能力やフィジカルは強い選手」と語る。
金 明昱
1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。