名将ベンゲル、アーセナル最終戦で監督業続行を再宣言 「フットボールに“病みつき”」
名将への感謝の横断幕や飛行船が飛ぶなど、アーセナル最終戦は惜別ムード
プレミアリーグ史に残る名将アーセン・べンゲル監督が、アーセナルでのラストマッチを白星で飾った。現地時間13日に行われたリーグ最終節ハダーズフィールド戦で1-0と勝利。英公共放送「BBC」によると、アーセナルとの別れを惜しみつつも、今後もサッカー界に情熱を費やす覚悟を語っている。
アウェーにもかかわらず「メルシー・アーセン」(フランス語でありがとう、アーセン)の横断幕や飛行船が飛ぶなど、ハダーズフィールド戦は試合前から惜別ムードにあふれた。また、前半22分には「22年間」アーセナルを務めたベンゲル監督にスタジアム全体からねぎらいの拍手が送られた。
それを意気に感じたアーセナルは、素早いパスワークからウェールズ代表MFアーロン・ラムジーのラストパスをガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンがねじ込んでゴール。結局、この一撃が決勝点となった。
シーズン終了を6位というポジションで終えたアーセナル。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を2年連続で得られない厳しい結果となったが、イングランドのサッカーファンはベンゲル監督への最大限のリスペクトを見せた。