「4点取られたら厳しい」 なでしこMF猶本が指摘、浦和Lの課題と改善策とは?
INAC相手に今季ワースト失点 「奪われ方が悪くて勝てないチームの典型的なやられ方」
なでしこリーグ(日本女子サッカーリーグ)1部の浦和レッズレディースは、12日にINAC神戸レオネッサと対戦して2-4で敗れた。一時同点となるゴールを演出したMF猶本光は、今季ワーストとなる4失点を喫した守備について「もったいない」と悔やんだ。
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浦和Lは開始わずか52秒でINACのFW京川舞に決められ、主導権を握られてしまう。相手の前線からのプレッシャーにボール支配率を高められず、苦しい時間帯が続くなか、前半25分に猶本のピンポイントFKをFW菅澤優衣香が頭で合わせて同点ゴールが生まれた。
しかし盛り返すかと思われた直後、京川にこの日2点目を許すと、前半アディショナルタイムにも失点。後半に一度は1点差に詰め寄ったものの、同17分に4点目を決められ、前節の日テレ・ベレーザ戦(0-2)に続いて悔しい連敗となった。
ビハインドを背負ってからは2トップの菅澤とFW安藤梢を狙うやや単調な攻撃となったが、猶本は1対1の局面まで持ち込んでいたことには一定の手応えを感じたという。
「今日は(サイドハーフの)チカ(MF加藤千佳)もハナ(MF柴田華絵)もどんどん前への意識があって、1対1に持っていけたので良さが出ていたのかなと思います」
逆に猶本は「4点取られたら厳しい」と、今季ワーストの4失点を喫した守備の課題を口にする。
「追いついた後の失点が早すぎたり、自分たちの奪われ方が悪くて失点してもったいない。勝てないチームの典型的なやられ方。強いチームは失点数も少ないので、はっきり切るところは切るとか、みんなで統一していかないと。良い形でボールを奪えれば、(攻撃陣が相手と)もっと1対1になれると思うので」
リーグ3連覇中のベレーザ、現在首位に立つINAC戦で得た教訓を胸に刻み、猶本は勝利を追い求める。
(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)