メッシが語る、進化するバルサ最強3トップ 「まだ向上の余地はある」
今季120得点を記録した“MSN”
バルセロナのFWリオネル・メッシが、“MSN”と呼ばれる現在の3トップを「最強」と自賛している。英メディア「Squawka」が報じた。
メッシは、2004年にトップ昇格してから、さまざまなスターとコンビを組み、相手に脅威を与えてきた。だが、今季結成したネイマール、ルイス・スアレスとの3トップには、手応えを感じているようだ。エースは、バルサのキャリアでも最強の前線だと言い切っている。
「僕は幸運だ。数年間もたくさんの素晴らしいFWとプレーすることができた。ロナウジーニョとは、最高の連係だったよ。サミュエル・エトー、ティエリ・アンリ、ペドロ、ダビド・ビジャ、アレクシス(サンチェス)。でも、ネイマールとスアレスのラインアップを超越することは難しい。2人ともピークにいる。3人でまだ1シーズンしかプレーしていない。連係の部分ではまだ向上の余地がある。みんな一緒に向上できる。チームワークを考えている」
バルセロナは6日に、ベルリンでUEFAチャンピオンズリーグ決勝戦ユベントス戦を控える。その決戦を前に、メッシは世界最強3トップの素晴らしさをこう言葉にした。
「以前、ネイマールのクオリティー、ボールタッチ、フィジカル能力について話したけれど、彼は世界最高選手になれる。ルイスもそうだ。彼のボールタッチ、視野、動き、嗅覚は信じられない。我々はそれぞれ違うものを提供しあっている。お互いを向上させているんだ」
ネイマールと、スアレスについて「世界最高選手になれる」とまでメッシは絶賛する。傑出した3トップの関係の良さはピッチ上で表現されている。
“MSN”は今季公式戦合計120ゴールを記録した。スアレスが昨年のブラジル・ワールドカップ1次リーグのイタリア戦でかみつき事件を起こし、4カ月間公式戦に出場できなかったため、トリオ結成は昨年10月25日のレアル・マドリード戦となった。だが、結成わずか約7カ月で衝撃的な威力を見せつけている。メッシが「さらに向上できる」と断言する、既に最強の“MSN”は、来季どこまでその破壊力を増すのだろうか。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images